2017年11月7日、クモノスコーポレーションは、チュラロンコン大学と共同でインフラ維持管理についてのセミナーを開催しました。本記事では、セミナーの様子についてご紹介するとともに、ご来場いただいた方々からのアンケート結果について報告いたします。

 

開催報告

クモノスコーポレーションは、2017年11月7日、タイのチュラロンコン大学との共同で「インフラ維持管理技術セミナー(原題:Seminar on Japanese Maintenance Technology for infrastructure in Thailand)」を在タイ日本大使館で開催しました。
※後援:在タイ日本大使館、JICA、大阪大学

セミナーには、タイのインフラ構築に関わる各政府関連機関、民間企業、大学・研究機関等、100名近くの方々にご参加いただきました。

新規建設に重点が置かれ、インフラ維持管理に対して予算・人材が十分に配賦されていないタイにおいて、維持管理のあるべき姿と早期から取り組むことの重要性をアピールし、維持管理への意識向上を目指すことを目的としたセミナーです。

福島次席公使のご挨拶

冒頭では、在タイ日本大使館・福島秀夫次席公使に開会の挨拶をいただき、日本の現状と今後のタイの将来を重ね、日本の維持管理技術がタイの継続的な発展においても重要な役割を担うであろうことをお話いただきました。

その後、大阪大学・矢吹教授にご登壇いただき、合理的且つ論理的な意思決定のための定量的評価の必要性と情報分野での日本の取り組みについてご紹介いただきました。

続いて行われた阪神高速道路、クモノスコーポレーション、オリエンタルコンサルタンツ、金森藤平商事、首都高速道路の本邦5社によるプレゼンテーションでは、それぞれの立場における維持管理への関わりと実例について具体的に説明しました。

クモノスコーポレーション株式会社 中庭和秀

プレゼンテーションの様子

また、チュラロンコン大学のVachara助教授とブラパ大学のPetcharat先生から、日本の点検技術のタイでの適用事例について現地専門家の観点から評価していただきました。

参加者アンケートでは、「タイでの維持管理分野のビジネスは拡大するか」という項目に対して「すぐに拡大する」との回答が全体の58%、「今後拡大する」が38%と、今回のセミナーに対する関心が高かったことが伺えます。
しかしながら、「建設プロジェクトに注力しており、メンテナンスの必要性に気づいていない」「事前対応より事後対応が多いように感じる」などの問題点も挙がり、このような普及活動がまだまだ必要だと再認識する機会になりました。

同セミナーでは参加者からの質疑応答や、会場でのパネル展示も行い、「大変興味深く、維持管理技術について多くの知識を得る場になった。」「維持管理と補修計画に関する適用事例をもっと聞きたい。」など、多くのコメントが寄せられました。

クモノスコーポレーションが主催する海外でのセミナーは5月に続き2回目でしたが、参加者の95%以上が今回のセミナーに満足してくださり、有意義な議論・知見共有の場となりました。
ご協力を賜りました皆さまに厚く御礼申し上げます。

講演者記念撮影

 

開催概要

  • タイトル:Seminar on Japanese Maintenance Technology for infrastructure in Thailand
  • 日時  :2017年11月7日 9:00~16:00
  • 場所  :在タイ日本大使館 多目的ホール
  • 主催  :クモノスコーポレーション株式会社、チュラロンコン大学
  • 後援  :在タイ日本大使館、JICA、大阪大学
  • 講演者 :
    大阪大学 矢吹 信喜
    阪神高速道路株式会社 川上 順子
    クモノスコーポレーション株式会社 中庭 和秀
    チュラロンコン大学 Vachara Peansupaup
    ブラパ大学 Petcharat Limsupreeyarat
    株式会社オリエンタルコンサルタンツ 中野 秀俊
    金森藤平商事株式会社 太田 浩平
    首都高速道路株式会社 波津久 毅彦
    JICAタイ事務所 久保 彩子

    ※講演順、敬称略