クモノス事業部の永坂晴瑠です。皆さん、本日が何の日かご存知ですか?本日6月7日は「旧計量記念日」です。1951年6月7日に旧計量法が公布された日です。

現在では旧計量法が改正されたため、11月1日が「計量記念日」とされています。時には、身の回りのものを計(測、量)ってみたら、面白い発見があるかもしれません。

さて、前回の【徒然なるままに外壁調査 その②】では、「打診調査」に用いる道具について、一部紹介していきました。

今回は、「打診調査」をどのように行っていくかを綴っていきます。

「打診調査」の様子

1.安全の確認

調査対象物がある現場に入る前に、作業者である自分自身、そして供に作業をする方の安全確認を行います。

ヘルメットや作業用手袋(軍手)、安全靴の適切な着用はできているか。高所作業を行う場合、安全帯の適切な着用はできているか。それぞれの装備品の適切な着用、使用ができているかを「足元、よし」「安全帯、よし」など声を出して確認しましょう。

そして、調査対象物がある現場に入る際は、動線の確保や安全、周囲の安全を確認しましょう。

上記の事以外にも、現場の状況に応じて、安全の確認を行う項目が増えたりします。

2.転がす、叩く

全ての安全の確認が終わったら、「打診調査」を行っていきます。

【徒然なるままに外壁調査 その①】で述べたように、今回は浮きの発見を目的として行っていきます。

実際の調査では、調査対象物の浮き以外の損傷(ひび割れや欠損等)を調査していくことが多いです。今回は、タイル壁面の調査を例に打診棒を用いた「打診調査」の方法を説明します。

まずは、先端の球体を壁面上で転がすように打診棒を振っていきます。転がしている範囲内で乾いた異音があれば、浮いている可能性があります。

先程、乾いた異音を発見した範囲を先端の球体でタイルが割れない力加減で叩き、正確な浮いている箇所を特定します。この作業が「打診調査」と呼ばれる所以です。

浮いている場合、空いている方の手で面を抑えつつ叩くと、わずかながら振動を感じることができます。

3.浮きの範囲を印す

続いて、特定した浮きの範囲をマーキングしていきます。テープやチョークを使い、浮いている箇所を可視化します。

マーキングの例(チョークと養生テープのマーキング)

4.浮きの箇所の記録

予め、調査対象物の図面を用意しておきます。可視化した浮きの箇所を図面に書き込んでいきます。以上が「打診調査」の一連の流れです。調査条件によっては、作業工程が増える場合があります。

さて、ここで一つ紹介したいことがあります。従来の「打診調査」加え、弊社では「ひび割れ計測システム KUMONOS(クモノス)」「新赤外線調査システム THERMO DELTA(サーモデルタ)」を用いて外壁調査を行っています。その他にも様々な最先端技術を用いて、日々業務を行っています。

ご興味を持たれた方は、ご気軽にご連絡ください。

次回:【徒然なるままに外壁調査 番外編】~入社1年目でしておくべきこと~

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戦略統括部
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