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解体される黒川紀章氏の名建築を将来に遺す「中銀カプセルタワービル」を3次元計測してデジタル化

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3次元計測の国内実績トップクラスのクモノスコーポレーション株式会社(⼤阪府箕⾯市、代表取締役:中庭和秀、以下「クモノス」)は、「3D Digital Archive Project」に3次元データスキャンの担当として参画、メタボリズムの名建築「中銀カプセルタワービル」を3次元計測技術で複雑な形状を正確に記録し、黒川紀章氏が設計した建築の価値をデジタルレガシーとして後世へ継承していくことを目指しています。
従来、建築は、写真や図面による2次元での記録が一般的でありましたが、建物内に入った感覚や角度によって変化する佇まいは、写真や図面では伝達しきれません。
そこで、3次元計測技術を活用して、3次元空間をそのまま3次元データ(点群データ)化することとなりました。
また、3Dデータ化にかかる製作費は、クラウドファンディングを募って進めています。
https://motion-gallery.net/projects/3dda-nakagin

弊社は、建築物の3次元計測によるデジタル化やメタバース等へのデータ活用を推進しています。最近の事例としては、ドバイ万博の日本館を計測しました。また、クラウドファンディングを活用した計測としては、旧都城市民会館油壷マリンパークなどの実績があります。
当ビルも多くの方に活用いただけるデータとなるよう、制作を進めて参ります。

実物写真(左)と点群データ(右)


点群データは正確な座標をもった点の集合体で表現されます。土木建築分野での測量にも使われ、ミリ単位で実物を再現します。

中銀カプセルタワービルとは

東京・銀座の中銀カプセルタワービルは、日本を代表する建築家の黒川紀章氏の設計で、1970年大阪万博で、カプセル建築と出会った中銀グループの創業者、渡辺酉蔵氏が黒川紀章に集合住宅の設計を依頼、1972年に完成しました。(※1)
1960年代に日本の建築家・都市計画家のグループによって展開された建築運動「メタボリズム(※2)」の思想を体現する建物として世界的に知られています。
しかし、竣工から50年経った建物は、老朽化が進んでおり、2022年4月から解体が始まっています。

中銀カプセルタワービルの外観と内観(※1)

※1 工学院大学建築学部教授 鈴木敏彦 https://capsule-architecture.com/1972nakagin.html
写真 山田新治郎
※2 メタボリズム
戦後日本の工業技術の発展と経済成長を糧としながら、気鋭の若手建築家らが西欧から輸入された近代建築を乗り越えようと結成した建築運動。都市スケールで増殖・展開する建築を提案することで未来社会を先取りし、世界中の建築家らに衝撃を与えた。【http://touron.aij.or.jp/2017/06/3954より引用】

世界中にある残したい、守りたい、名建築たち
極力残したいけど… 壊すくらいならせめてデータで残したい!!

建築物は、それぞれの都市の風土と人と建築家の意図など様々なものが絡み合い、一つの建築ができていて、そこには人々のたくさんの思い出があるはずです。極力残したい…けど壊れてしまう現実を受け入れたうえで、思い出を新たな形で生まれ変わらせて、研究や活用する方法があります。
私は、大学院まで建築 (学部で建築意匠、修士で都市史を専攻) を勉強してきました。今後、当ビルの思い出やデジタルデータに興味をもっている皆様と、どのようにデジタルデータを有意義に活用するかを、一緒に考えていきたいと思います。どうすればカプセルを交換ができたのか、建物を自分のアバターに?!…などなど。
(計測担当:戦略統括部 堀越)

▼クモノスコーポレーション株式会社について

 クモノスコーポレーション株式会社は、1995年に阪神淡路大震災の復興支援を目的に創業した会社です。社名は、クモノスが開発した100m先の0.2㎜のひび割れを早く正確に計測できる世界唯一無二の計測機「KUMONOS」に由来します。
1998年、クモノスは日本で始めて3Dレーザースキャナーを導入し、以来、3Dレーザースキャナー技術の普及のため、3D計測事業と機器導入事業を展開してきました。現在に至る25年間で、実に2500件以上の計測実績と約300台の導入実績を積み重ね、我が国における3Dレーザースキャナーのリーディングカンパニーの地位を築き上げております。
 クモノスの技術は、日本ものづくり大賞をはじめ、国土交通省・経済産業省・文部科学省から数々の大臣表彰を受賞し、また、G20大阪サミットでは各国首脳に技術紹介されるなど、国内外で高く評価されています。今後も、高い技術力に裏打ちされた最新技術の社会実装を展開し、あらゆる分野でのDXソリューションを提供してまいります。

会社名:クモノスコーポレーション株式会社
設立:1995年3月
所在地:大阪府箕面市船場東2丁目1番15号
代表:代表取締役 中庭 和秀
資本金:10億3,000万円(資本準備金含む)
事業内容:測量、施工管理、外壁診断、構造物点検、システム開発、器機販売
URL:https://www.kankou.co.jp

主な受賞歴

  • 経済産業省「地域未来牽引企業」選定、「持続可能かつ包摂的な成長に貢献する国際ビジネス事例」選定
  • 国土交通省「i-construction大賞」受賞、「第2回JAPANコンストラクション国際賞」受賞
  • 中小企業庁「はばたく中小企業・小規模事業者300社」選定
  • 独立行政法人水資源機構「優良業務表彰」「優秀技術者表彰」受賞
  • ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞「製造・技術開発部門」優秀賞 受賞

本件の問い合せ先

クモノスコーポレーション株式会社 (https://www.kankou.co.jp) 
広報担当:坂(ばん) [kumonos-kouhou@kankou.co.jp]
住所:大阪府箕面市船場東2丁目1番15号 電話:072-749-1188

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